構造とは、人間で言えば骨にあたる部分。
つまり、建物自体を支える重要なパーツです。
一戸建ての構造を分類すると、大きく分けて3つ。
「木造」「鉄骨造」「鉄筋コンクリート造」です。
さらに、その中で工法がそれぞれ変わってきます。
木材は、鉄やコンクリートに比べて「軽い」もの。
そのため、建物自体の自重が軽く、地盤への負担が少ないのが特徴です。
フレキシブルに間取り変更などもでき、リフォームにも適しているのもメリットの一つ。
また、木造の特性として「断熱性」も挙げられます。
日本古来の部材となるため、夏は涼しく・冬は暖かくと、四季の変化に対応が可能。
価格にしても、鉄骨造や鉄筋コンクリート造に比べて安く、コスト面でも大きなメリットがあります。
ただし、腐りやすく・火に弱いという弱点もあるため防腐・防蟻・防湿処理や、防火対策と適切な換気計画が求められます。
高層建築や体育館など、大きな建物はすべて「鉄骨造」。
鋼材を部材として使用しているため、軽量で強い構造体を作ることができます。
ただし大きな建物には、太い鉄骨の柱や梁で構成された「重量鉄骨造」という構造。
一般住宅は、厚さ3~5㎜程度の薄い鋼材を用いた「軽量鉄骨造」になります。
軽くて強度があり、梁を長く取れるため広い空間が欲しいという人向けの構造と言えるでしょう。
住宅コストは、木造住宅と鉄筋コンクリートの中間くらい。
坪単価は、約55万円~80万円といったところでしょうか。
鉄筋コンクリート造に比べ、小さな基礎に出来る分、コスト削減が可能というメリットがあります。
ただし、軽量鉄骨を使用した場合、錆びが問題となるので、そうした面への対応が不可欠。
また、火に弱い点にも注意が必要です。
「RC構造」「RC造」と聞いたほうが、ピンと来る方も多いかもしれません。
この構造の特徴は、耐震性・耐火性・耐久性に優れていること。
安全面ではイチオシです。
また意外に思われるかもしれませんが、自由設計度も高め。
狭小地への対応もでき、大きなリビングや吹き抜け・地下室なども設置できます。
ただし、建物重量が大きいため強力な地盤耐性が必要です。
価格は、木造・鉄筋造に比べて高め。
個性的なデザインや、こだわりを大切にする人向けの構造です。
各構造のメンテナンスフリー期間は、木造で30年、鉄筋造は40~100年(適切な防錆処理による)
そして、鉄筋コンクリート造は50~200年(コンクリートの中性化を防いだ場合)です。
上記はあくまでも、構造だけをみた目安ですが好みはもちろん、「長期的な観点で、どの構造がお得なのか」という観点から考えてもいいかもしれません。